武則天 #78 魔性の女

 弘は敏月を呼び出し自分の元にいて欲しいと言うが拒否された。

 

郭は皇太子妃に敏月の件で媚娘と弘の溝が広がるであろうこと高陽公主が密かに掖庭送りにした蕭淑妃の娘二人の存在を弘に知らせる時が来たと話す。

二人は弘を使って媚娘を政から退かせるつもりだった。

 

 掖庭に二人がいることを皇太子妃から聞いた弘はみすぼらしい二人を見つけ自分が救い出すと約束する。

 

 明崇儼は助かる見込みが7割の瀉血による中風の治療法を見つけたと言ってきた。

施術の為、朝議は一人で出ることになった媚娘。

そこで弘は二人を掖庭から出し縁談を進めるよう奏上、媚娘は許可した。

しかし弘はその上媚娘は責任を取り政務から離れるよう奏上する。

媚娘は弘は不敬であるとし東宮で反省することを命じた。

 

 朝議の一件の報告を受ける賢。

 

 瀉血の治療を受けた雉奴を興奮させないよう助言する明崇儼。

 

 敏月が媚娘の差配で戻って来たのではなく自らの意思だったことを知った弘は、嘘をついた目的は何かと敏月を問い質す。

敏月は母の仇をうつことが目的で母は嫉妬の為、媚娘により自害に追い込まれたと話す。

 

 宴の席で弘は毒を仕込まれた酒を飲み死んでしまう。

苦しみながら敏月に

「貴様が…」

と言い、続けて

「危ない…」

という言葉を残す。

ショックで発作を起こす雉奴。

 

 何としても下手人をあげろという雉奴に媚娘が毒殺に関わっているという噂があると独狐及は話す。

その噂を一喝する雉奴。

しかし忠に謀反の疑いは皆無であったとする報告も上げられ、雉奴にも媚娘に警戒するよう話した。

 

明崇儼は自らが推挙する狄仁傑という者を媚娘に引き合わせる。

媚娘は二人に弘を殺した下手人を探し出すよう依頼。

そして弘の遺体の前で必ず敵をとると誓うのだった。

 

~我的感想~

 弘が殺されるというまさかの展開。

そしてそこに関わっていると思われる敏月。

 

 結局最後になってしまった弘と媚娘との碁打ち。

母親に対する様々な誤解が解けてきて恋心を抱く敏月への疑問が湧いてきた矢先の殺害。

真面目で優しい弘が犠牲になるなんて悲しいです。

雉奴に対して媚娘に注意するよう警告がなされてしまいます。

終わったと思われた関隴集団との戦いも続きますし、媚娘に対する包囲網が出来つつあります。

 

 前回に続いてしんどい展開ですが、そんな中でもテンションが上がったのが狄仁傑の登場です!!

 狄仁傑がこのドラマに登場すると思ってなかったので「おお!」となりました。

 前半の悪役さん達は魅力的な方が多かったのですが、後半はうーんという感じなのでもう狄仁傑が色んな事件を解決するストーリーにして皆が幸せになるエンディング希望です。