枝にぶら下がり落ちそうになっている雉奴を下から受け止め助けた武如意。
雉奴は足を痛めたと言い御花園まで支えて欲しいと頼む。
承乾と呉王の対決が始まる。
激しい対決になり周囲が緊迫する。
承乾の剣が呉王の首に迫る。
呉王は「負けました」と言ったが、承乾は納得せず「もう一度戦え」と言う、断る呉王。
承乾は呉王の母をだしに煽る。
呉王は落とした剣を再び持ち戦いを再開する。
武如意と雉奴が御花園に着く。
激しく戦う二人を見て耐えられなくなった雉奴は戦いを止める為、刀を抜いて二人の元へ。
呉王の剣が雉奴に当たりそうになる。
武如意は飛込み雉奴の体をかばい助ける。
そこへ「満足したか?」の声と共に李世民が現れた。
「試合なら節度が必要なのに感情的になった」として二人を叱責。
李世民は承乾に
「一度負けた位で落胆していては近隣諸国の笑いものになり長兄として示しがつかない」
と苦言を呈する。
甘露殿へ戻る李世民の背中を見送る武如意。
世民もまた振り返り武如意の背中を一瞬見つめた。
その様子を浮かぬ顔で見ていた徐慧、武如意からもらった腕輪にそっと触れる。
淑妃は呉王に
「皇太子より前に出てはだめ」
「挑発されても相手にしなければ平穏に過ごせる」
と言い聞かせる。
呉王は「今後は分をわきまえる」と誓う。
そして武才人と会ってただ者ではないと感じたと話すが淑妃に
「武才人に近づかないと約束して」
と言われる。
蔵書閣に武如意、そこへ李世民がやって来た。
琉璃宴は常に唐が勝っていて負けられない、互いの才能を比べることは国力が反映され戦わずして唐に従わせられると話す李世民。
「武力を用いずに諸国を屈服させ災いを未然に防ぐと?
でしたら勝敗は重要ですね」
と話す武如意。
武如意はすぐに意図を解すると李世民に褒められる。
斉王の元に張氏から準備は整ったという密書が届く。
物部天守との碁の対戦相手が徐慧に決まる。
天竺からは唐にもない頑丈なものだという秘宝を持ってくるという。
それを琉璃宴で砕くことにしようと提案する徳妃。
淑妃は天文や易学に精通している欽天監の李淳風に相談するのがいいと話す。
武如意は自分が行くと名乗り出た。
淑妃は、武如意に琺瑯の扇をなぜ使わないのかと言い、琉璃宴で使うよう忠言する。
武如意は李淳風を訪ねる。
~我的感想~
魏徴の言葉もあり大朝会に向け心を入れ替えて一生懸命稽古をしていたにも関わらず、呉王に負けそして感情的な振る舞いも李世民に見られた上、大勢の人の前での苦言。
承乾は、父親の評価と今回のことを見ていた人達がどう評価したか気になっていると思います。
承乾の空回りな感じと苦悩する姿は、見てる側も苦しくなります。
多くの人に武如意の存在を認識させ強烈な印象を残す腕比べの会になりました。
呉王と武如意との出会いはこんなに鮮烈なものだったんですね。
淑妃が近づかぬよう注意するのもわかります。
武如意の髪飾りの花が刀で飛び髪の毛がサラーンとなる姿、美しすぎる‥
一方辛いのが徐慧さん。
徐慧からしたら来ないと言ってた武如意が飛び込んで来て自分の危険も顧みず皇子雉奴を助けるというスーパーヒロインっぷりを見せつけ、それを陛下も見ていたというのが何とも。
陛下が武如意を振り返るのを見た時の切なさを思うとこちらも心が重くなります。
自分に対する寵愛が陛下が振り返るほどのものだったかどうかは徐慧自身が一番よくわかっていると思いますし今回の出来事で陛下にとって武如意がどういう存在になっていくかは言うまでもないので、うぅ辛いです。
華々しい「陽」の武如意ではなく徐慧寄りになってしまいます。
オープニングやエンディングで流れる怖い顔した徐慧さんを見たくないです。