漠北の者が帽子を投げ弓を命中させる。
菊一輪をくわえる武如意が李世民の前を馬で駆けて来る。
李世民の放った矢は菊の花に命中、武如意は落ちた菊の花を拾い手に掲げる。
菊の花を布に大切に包みしまう武如意。
漠北の者は「唐は最強です」と褒め称え武如意の名を聞く。
そこで李世民は武如意に「媚娘」という新しい名を与え、「御書房で朕に仕えよ」との勅命を下した。
斉王は軍との合流地点までたどり着いた。
皇宮に刺客を送ったという殷氏。
成功すれば火が上がり早馬が届き失敗すれば火は上がらないと言う。
大朝会を終え妃達を招いて慰労会が行われている。
そこへ媚娘が馬上で菊をくわえている絵が李世民に披露される。
李世民は気に入り甘露殿に所蔵するよう命じた。
李世民は媚娘に褒美を与えると言うが媚娘は自分への褒美ではなく徳妃への処分を解いて欲しいと申し出た。
この申し出を受け入れる李世民。
そして李世民は媚娘に二人で花火を見ようと誘う。
媚娘を見送った後落ち込んだ顔をする徐慧
媚娘と李世民は承慶殿へ向かう。
酒を飲み酔う承乾をたしなめる称心。
そこへ漠北の軍が部隊を集結させているとの知らせがもたらされる。
そして尚膳監の郝という人物が会いに来る。
承慶殿を歩く李世民と媚娘の元に「一大事」と言い近づく刺客。
媚娘の手当てをする李世民の背後から今度は複数の刺客達が近づいてくる。
手遅れだと言う李世民に
「運命は自分で切り開くもので諦めません
こうなれば生きるも死ぬも一緒」
と言い立ち向かおうとする。
李世民は媚娘を抱き寄せ戦おうとした時、味方の兵たちがやってきて刺客達を始末した。
殷氏がすでに斉州を出発したことを知らされた徳妃はショックを受ける。
李世民殺害に失敗すれば討伐を受けると言われる。
承乾を訪れた郝氏は殷氏に関わるもので豪華な贈り物があると言い、それは李世民の死だと言った。
承乾は郝氏を捕らえろと称心に命令した。
斉王からの手紙を読む徳妃。
母を騙して行動したことを詫びる内容だった。
「なぜそれほど愚かなの」
泣き崩れる徳妃。
郝氏は承乾に皇太子の地位は安泰ではないと告げる。
称心は郝氏の首元に構えていた剣を下げる。
郝氏は李世民の死は承乾にとって、いいことづくめと言う、何も言い返さない承乾。
~我的感想~
まだまだ続けてしまう超ヒロイン武如意の独り舞台。
菊を盛大に燃やすという「とんち系」よりこっちの方が媚娘らしいエピソードで格好よかった。
刺客に襲われた時、刃の部分を素手で押さえたり共に戦う姿勢も媚娘らしい。
多くの妃嬪達は、陛下の後ろに隠れて守ってもらおうとするものだと思うけどそうはならないのが媚娘なんだなーと思いました。
あと勇敢な行動の後に乙女に戻るのもポイント高いですよね、ずっと強い女性も疲れますから。
同じようなタイプの女性達を見てきたであろう李世民が惹かれていくのもわかります。
謀反を勧めに来た人間の考えにすぐ傾きそうになる称心みたいな人間を最側近にしてる承乾は大丈夫なんでしょうか
承乾本人も気持ちが揺れてるし‥。
今回は盛りだくさんでドラマとして楽しかったです。