2024-01-01から1年間の記事一覧
甄嬛は槿汐から温侍医と穏やかに暮らすのも悪くないと言われるが温侍医では允礼ほど甄一族の力になれないので自分でなんとかするしかないと返す。 槿汐は「覚悟を決められたのなら私めや浣碧もおります」と言って励ます。 甄嬛は「允礼の死は事故じゃない」…
皇后と妃嬪たちば集まる場に挨拶に訪れた葉瀾依。 皇后から「ようやく顔が見られたわ。呼んだのは皆に紹介したいからよ」と言われたが 「陛下より各宮へのあいさつを免じられています」と無愛想に返す。 祺嬪から後宮の主である皇后にはあいさつをするものだ…
果郡王たちに助けられた男は甄嬛に「聡明な女だ」と声をかけた後、 「知っているか私が聡明な女をどうするか」と言う。 「殺すと?」ジュンガル部は恩人に非情ね」と挑むように返す甄嬛を見つめながら男は 「殺すつもりはない。聡明だけでなくこれほど美しい…
甄嬛と果郡王の仲睦まじい姿を見て出て行った温侍医は後を追って来た甄嬛に背を向けたまま 「男女の情に失望したのでは?」 「宮中にも未練はないはず。果郡王とどうなっているのですか?」 と尋ねる。 甄嬛は「予測しないことが起こるのがこの世の常よ」 「…
甄嬛は果郡王に長相守をいつも持っているのか尋ねる。 果郡王は母親に会う時、そして「長相守の主が長相思を捜す」と答えるが甄嬛は冗談がすぎると取り合わない。 「嬛 これは私の本心だよ」と言って果郡王は立ち止まり 「君は陛下の妃賓だったが今や自由の…
川で洗濯をする甄嬛に会いに来た果郡王は阿晋の無礼を詫びる。 甄嬛は裏表のない阿晋に腹も立たないと言ってから「吉事ですね」と続ける。 果郡王は「やはり喜ぶのか」と尋ねると甄嬛は沛国公の家柄をほめ、相手の女性を皇太后が気に入っており静嫻という名…
祈祷のため大殿に現れた皇后たちの姿を見て慌てて柱の陰に隠れる甄嬛。 皇后を皮切りに名を呼ばれた妃嬪たちが順次線香をあげていく。 沈眉荘の名が呼ばれたため柱の陰から慎重に覗こうとしている甄嬛の姿を見つけた祺嬪は近づいて行き手を思いきり踏みつけ…
朧月を抱く甄嬛は仕えてくれた者たちに別れの挨拶をしていた。 小允子は後宮を出られないので沈眉荘に仕えさせることに決めた。 そして浣碧に後宮に残りたいなら沈眉荘か敬妃に仕えられるようすると言い、槿汐には以前仕えていた太妃の元に戻るよう言い聞か…
甄嬛は散歩の途中、御花園のブランコを見つめ、かつて雍正帝と過ごした時のことを思い出していた。 杏の花を見つけ 「花は美しいが実は酸っぱく種には苦みがある。人も同じ。 最後に侘しければ美しさに意味がある?」と言ってブランコに座り 「ならば松のよ…
碎玉軒に届けられる食事は腐りかけのものばかりで嫌がらせは続き、体調を崩した甄嬛のために侍医を呼ぼうとしても侍衛が応じず槿汐たちはどうすることも出来ずにいた。 甄嬛が外の空気を吸おうと寝台から起き上がったもののすぐさま倒れてしまう。 流朱、浣…
皇后は夜遅く雍正帝を訪ね、元宵節の催しについて相談している最中、弘暄に爵位を与えたのは甄嬛の提言であったことを知り驚き険しい顔になる。 皇后は言いにくそうに「莞嬪の行動は時にしきたりに反します」とやんわりたしなめるが「莞嬪を好いていただろう…
沈眉荘が点火した布が激しく燃え上がる。 「火事だ!」と叫び皇宮に知らせ回る太監たち。 その中に紛れて逃げようとする一人の太監が捕らえられる。 焼け出された甄嬛と腕に重傷のやけどを負った沈眉荘。 そこへ雍正帝が現れる。 雍正帝は小允子から放火した…
雍正帝は甄嬛に存菊堂を訪れたが沈眉荘にやんわり拒まれ近づけようともしない態度だったと話し「朕が疑った件をまだ根に持っているのか」と尋ねる。 甄嬛は沈眉荘の気遣いだと話し雍正帝のことが心配だと言っていたと嘘をつき取り繕う。 そして古代の賢妃を…
雍正帝は十弟に問われた八つの罪状を読み上げ甄嬛にどう思うか尋ねる。 甄嬛はどれも事実だと答えてから死罪にするのか聞く。 雍正帝は兄弟殺しの汚名を着たくないし戦功もあるので死罪は免じるが親王の爵位は剥奪して庶民に落とした上、生涯宗人府に幽閉と…
雍正帝は三人の臣官たちに年羹堯の上奏書を見ろと言った。 上奏書を読んだ張延玉は、「年羹堯が八皇弟と九皇弟に情けをかけるようにと?」と確認するが雍正帝はから「表向きはな。年羹堯の真意が読めぬか」と聞き返えされる。 雍正帝は年羹堯が自分の腹を探…
妃嬪たちが集まる場に甄嬛と安陵容、二人がそろって姿を現す。 皇后から円明園へ避暑に行くことが告げられるが沈眉荘は病身の皇太后の世話のため宮中に残ると申し出、了承される。 円明園で過ごす妃嬪たちの住まいについてかつて沈眉荘が割り当てられていた…
曹貴人と温宜が遊んでいる所を通りかかった甄嬛。 曹貴人は華妃から翊坤宮に呼び出され自分が冷遇されていた時の甄嬛の行動を聞かれたと明かす。 そして曹貴人は甄嬛のことを第一に考えていると言うが甄嬛は遠回しに疑う気持ちを伝える。 曹貴人は「私めでも…
雍正帝の書いた書をを寝室に貼り終え流朱たちと和む甄嬛の元へ小厦子が慌ててやって来た。 蘇培盛から陛下が怒っているので養心殿へ来て欲しいとの伝言が伝えられる。 養心殿に着くと蘇培盛から雍正帝が激怒していて自分たちではお手上げなのでなだめて欲し…
甄嬛は富察貴人と曹貴人に人豚の物語を語り出す。 漢の時代、寵愛された戚夫人がおごり高ぶったため呂后は皇太后になると戚夫人の手足を斬り、目をえぐり、耳を削ぎ、喉を潰してから厠に‥と事の顛末を話す。 そして呂后を侮辱したのだから悲惨な末路も自業自…
透明の壺の中には色とりどりの華やかな蝶が舞っている。 甄嬛は内務府の姜忠敏に生地よりも蝶が死なないための炭と水仙と梅の花を送って欲しいと伝えるよう槿汐に頼む。 甄嬛は頼んでいた薄い青色の外套の出来上がりを見て満足そうな顔になる。 そこへ沈眉荘…
流朱は甄嬛に何か食べるよう心配そうに言う。 そこへ小允子が敦親王夫人が訪ねて来たと知らせに来る。 甄嬛は一度話しただけなのにわざわざ訪ねて来たことを不審がり帰ってもらおうとするが敦親王夫人は勝手に入って来る。 敦親王夫人は甄嬛に見舞いの言葉を…
皇后と妃嬪たちが集う場で斉妃はこの一か月、雍正帝の夜伽相手は安陵容だけだと富察貴人に話しかける。 富察貴人は安陵容の家柄を蔑み、貴人に封じられたことに不満を漏らす。 皇后は富察貴人をたしなめた後、先日行われた宴での席で雍正帝を楽しませた者が…
甄嬛の脈を取る温侍医はハッとした顔になり「麝香をお使いですか?」と尋ねる。 甄嬛の症状からして麝香によるものだと言い、微量だと話す。 甄嬛は使用を否定したが、香料の焚く場所にはいたと明かし、流朱に内務府から歓宜香を取り寄せるよう頼む。 温侍医…
華貴妃は甄嬛が悪いと怒ったり自分が子を失った時も血だらけだったと涙ぐんだりして落ち着かなかった。 曹貴人は万一の場合、どうするのかと聞くと華貴妃はなぜ止めなかったのかと怒り曹貴人を突き飛ばす。 周寧海が雍正帝と皇后が戻って来たことを知らせに…
斉妃は皇后から跪くよう命じられ戸惑いながらも従う。 皇后は斉妃が甄嬛に贈った菓子を指さし、中に何が入っているか尋ねる。 斉妃は菓子がその場にあるのを見て驚きごまかすが、皇后は章侍医から夾竹桃の葉液と花粉が入っていると聞いたと告げる。 それでも…
淳常在の死が上手くいったことで機嫌がいい曹貴人。 侍女から甄嬛に淳常在のことをほのめかした理由を聞かれた曹貴人は、甄嬛の勢いが著しいので恩を売っておくのが賢明だと話す。 また甄嬛を押したのが曹貴人だと疑われていたことについては、疑われていた…
雍正帝が存菊堂を訪れるが沈眉荘は何を言われても素っ気ない態度で接し、雍正帝が手に触れようとしたがそれも避ける。 また雍正帝が悪かったと非を認めるが冷たい目で「天子に間違いなどありません」と返すだけだった。 甄嬛は様子を見に来た雍正帝に妹の美…
端妃は甄嬛に「せめてあなたの子は無事に産まれて欲しい」という言葉をかける。 そして曹貴人は華妃以上にくせ者だと忠告し 「攻撃を受けても敵さえ知らぬことの方が恐ろしいのよ」と話し去って行った。 皇太后は皇后に富察貴人の件は不問に付すが甄嬛の子は…
華妃は内務府から贈られた豪華な爪飾りを満足気に眺めながら敬嬪は昇格しても寵愛されないし皇后は論外だと蔑む。 そして江侍医がやって来て華妃の脈を取り健康に問題がないと診断するが、華妃はいつになったら身ごもるのと責め立てる。 江侍医は四年前流産…
安陵容は沈眉荘を見舞った帰り道、小厦子の言った「運の悪い者」は華妃と推測。 華妃はまだ知らないはずと言い、宝鵑に翊坤宮へ行くよう指示する。 華妃と曹貴人は疫病の治療法を必死に探していた。 そこへ周寧海がやって来て劉畚が捕まったことを知らせる。…