tsubaki-samariのブログ

中国ドラマ♥初心者🔰\ネタバレ全開🙌/

宮廷の諍い女 #15 偽装懐妊

 嬉しそうに碎玉軒から出て来た浣碧は、槿汐とぶつかる。

槿汐は浣碧にどうしたのか聞くが、「別に」と言って笑顔で立ち去った。

不審がる槿汐。

 

 雍正帝は甄嬛に安陵容の父親を釈放したと報告し、甄嬛のことは特別だと言った。

余氏と麗嬪を持ち出して不安がる甄嬛に雍正帝は、自分の子を産めば位を昇格させらると話す。

 「四郎の心に私めがいれば気にしません」と返す甄嬛に

 「そなたが愛おしい」

 「そなたの元だけは安らげる」と言ってやる雍正帝

そしていつになれば皇子を産んでくれるのかと甄嬛に懐妊に期待を寄せる。

 

 沈眉荘の所に妃嬪達が揃っている。そこへ雍正帝、甄嬛、安陵容も訪れる。

夜伽の札を選ぶ時間になり華妃は期待するが、雍正帝は「今日は皇后の元へ行く」と告げた。

うれしそうな顔になる皇后。

雍正帝は甄嬛に対し沈眉荘に付き添うよう言い付けた。

雍正帝と皇后を先頭に皆が去ろうとしている時、怪しい人影がサッと隠れる姿に気づいた雍正帝は「不審な者がいるぞ」と声を上げ、太監達がその者を捕らえた。

捕らえられた者は「私めは恵貴人の宮女です」と叫ぶ。

皆の前に引きずり出されたのは茯苓だった。

騒ぎを聞きつけ沈眉荘が走って出て来る。

茯苓が抱えている袋を見て盗みを働いたと思った沈眉荘は「追い出して」と怒る。

曹貴人が袋の中身を取り出すと入っていたのは血の付いた下穿きだった。

金目の物ではなく汚れた下穿きを持ち出したことを不審がる雍正帝

皇后は「これは恵貴人の物なの?なぜ血が?」と茯苓を問い質す。

欣常在も「恵貴人が出血したの?」と聞く。

否定する沈眉荘。

華妃は茯苓を慎刑司で取り調べるよう提案する。

沈眉荘は「早く罰を与えて」と言い、激怒した。

茯苓は「小主に頼まれ燃やそうとしたのですよ。なぜ私めを見殺しに。これ以上忠義は尽くせません」と言い出し、雍正帝に頭を下げ

 「陛下、こうなればすべて白状します」と申し出、「小主の懐妊は真っ赤な嘘です」と打ち明ける。

それを聞き驚く沈眉荘。

茯苓は「小主は月のものが来たので私めに汚れた下穿きを始末させようとしました」

そして「これが証拠です」と叫ぶ。

倒れそうになる沈眉荘を支える甄嬛、ほくそ笑む華妃。

沈眉荘は罠だと主張しするが、雍正帝は侍医を呼ぶよう命じた。

沈眉荘は劉畚を呼ぶよう願い出るが当直ではないとして却下され、雍正帝は章彌を呼ぶよう命じた。

 

 慎重に沈眉荘の脈を取り診察した章彌は「懐妊の兆候はございません」という診断を下す。

それを聞き激高する沈眉荘。

章彌は念のため江誠に診察するよう願い出た。

江誠は、頌芝と目配せした後、沈眉荘を診断し懐妊していないと結論付けた。

そして月のものが遅れたのは薬の影響かもしれないと言い、その薬を要求したのは沈眉荘自身であること、吐き気については知らないと話す。

沈眉荘は跪き江誠から子を授かりやすい方法を書いてもらっただけと必死に訴えるが、采月が探してもその紙は見つからなかった。

蘇培盛は劉畚が住んできた屋敷にはもう誰もいなかったことを雍正帝に報告。

雍正帝は沈眉荘の顔をじっと見ながら

 「同郷なのだろう」

 「そなたの推挙だ。偽の診断をさせたな?」と責めた。

それを聞いた甄嬛が跪き「陛下」と口にするや否や

 「嘆願すれば同罪とみなるぞ」と怒る雍正帝

それでも甄嬛は「しかし‥」と言うが、沈眉荘が腕を掴んで引き止め、首を振る。

斉妃は「莞貴人と恵貴人とは懇意ですし今回のことも‥」と言い出すが、雍正帝

 「黙れ!」と一喝、その勢いに驚き皆が一斉に跪く。

雍正帝は立ち上がり沈眉荘の前に立ち「皇太后を欺きよく髪に挿せるものだ」と怒鳴り、沈眉荘が髪に挿していたかんざしを引き抜く。

皇后になだめられ少し落ち着いた雍正帝

 「そなたのことは評価していた。まさか懐妊を偽っていたとは。失望の極みだぞ」と沈眉荘に声を掛ける。

沈眉荘は「濡れ衣です。信じて下さい」と訴え、甄嬛も頭を下げ

 「過ちを犯しましたが日頃の忠義に免じて機会をお与え下さい」と泣いて必死に嘆願する。

安陵容も「どうか貴人をお許しに」と続く。

皇后も沈眉荘は焦っていただけ、「旧情に免じて下さい」と頼む。

だが雍正帝

 「沈貴人は言動が伴わぬゆえ答応に降格の上、封号を剥奪、閑月閣に幽閉だ。

  誰とも面会は許さぬ」と言い渡す。

それを聞き崩れ落ちる沈眉荘を抱きとめる甄嬛。

雍正帝は劉畚は生け捕り、茯苓は殺すよう命令し、かんざしを投げ捨て出て行く。

顔を見合わせる華妃と曹貴人。

 

 動揺し足元がおぼつかない安陵容は、自分にも災いがふりかかるかもしれないと心配していた。

そして沈眉荘の産まれて来る子のために縫っていた刺繍を早く燃やすよう宝鵑に指示した。

 

 宮廷から逃げ出した劉畚は待ち合わせ場所にやって来た男から銀子を受け取り数えているとその男が小刀を振りかざしてきた。

劉畚は棒で反撃して相手を倒し、慌ててその場から逃走する。

 

 劉畚殺害が失敗に終わったこと知らされた華妃は、早く殺すよう命じる。

他方茯苓の家族には銀子をちゃんと渡したという報告を受けた。

 

 安陵容は張公公に実家への包みを送って欲しいと頼むが、沈眉荘の一件があったの送れないと断られる。

宝鵑は甄嬛の名を出すが、張公公は

 「沈答応が落ちぶれた今莞貴人に影響がないとでも?憂き目に遭うのは見えている」

と言い放つ。

そして荷を半分にすることを条件に送ることを引き受けた。

 

 安陵容が戻って来ると自室のものが次々運び出されていた。

作業を仕切っている頌芝は、安陵容が沈眉荘が懇意なのでいい部屋は必要ないと言い、ただ華妃の慈悲により移動は免じられたと伝える。

そして持ち出したものは、宮女たちの部屋に使い回すと言って出て行った。

宝鵑は沈眉荘が寵愛を受けた時は、何の得もなかったのに降格すれば巻き添えだと怒る。

 

 勤政殿の前で雍正帝の面会を求め待ち続ける甄嬛。

蘇培盛から雍正帝は忙しく会う時間はないと言われるが、甄嬛はそれでも待ち続けていた。

 勤政殿の中から華妃が出て来た。

華妃は甄嬛に目を止め

 「日が強いのになぜ立っているの?辛気臭いから日を浴びているのかしら?」と笑いながら言った。

甄嬛が「ご機嫌麗しゅう」と挨拶すると「罪人が消えれば機嫌もよくなる」と返して来た。

華妃からまだ中に曹貴人と温宜がいると聞いた甄嬛は中に入ろうとするが、華妃に手で制され、甄嬛の顔を見ればいやでも沈眉荘の嘘を思い出すことになりもっと怒りを買うのではと言われる。

甄嬛は「彼女は嘘などつきません」ときっぱり言い返す。

華妃は「本当に暑いわね」と言って去って行った。

甄嬛は蘇培盛にもう一度取次ぎを頼む。

蘇培盛は温宜をあやす雍正帝に甄嬛が待っていることを伝え、曹貴人もとりなすが雍正帝は何も答えず再び温宜をあやし始めた。

 

 沈眉荘は侍衛に囲まれた幽閉生活が始まっていて会えるのは敬嬪だけだった。

敬嬪は「まず汚名をそそぐことから考えないと」と言って励ます。

沈眉荘は敬嬪に「私めの件で陛下のご不興を買うな」という甄嬛への伝言を頼む。

 

 落ち着かない槿汐は、槿汐に「眉荘さんは気高い。あまりの扱いに思い詰めて‥」と話し心配する。

槿汐は雍正帝に仕えている芳若を頼るよう提案、槿汐は腕輪を外しこれで力を貸してと伝えることと雍正帝の注意を引けるよう螺子黛も渡すよう指示する。

 

 敬嬪が沈眉荘に出された食事を念のためと言って毒が入っているか調べてみたところ、おかずに毒が入れられていたことが判明した。

驚き茶碗を落としてしまう沈眉荘。

 

 流朱から雍正帝の今夜の伽の相手が華妃だと聞かされた甄嬛は自分も疑われていると推測し

 「私を信じているなら余計会いに来てくれるはず」

 「結局私も他の妃嬪と同じね。特別でも何でもないわ」

と不機嫌に言った。

 

 食事に毒を入れたのは皇族ではないかと疑う沈眉荘に対し敬嬪は雍正帝は冷酷ではないし沈眉荘の実家も尊重していると話し、否定的な見解を述べる。

そして沈眉荘が死ねば自害という罪名を加えられる上、自分にも責任を負わせられると推し測ってから「手を下せるのはたった一人」と結論付けた。

それを聞いた沈眉荘は一層おびえ「まさか華妃が‥」と驚く。

敬嬪は「毒婦だもの」と言ってから昔華妃に大いに憎まれ陰湿な手でいたぶられた過去を明かす。

沈眉荘は雍正帝に訴えるよう願い出るが、沈眉荘が今何かを頼んでも無駄であるし、相手は沈眉荘を殺そうとしているので訴えれば追い打ちがあると言い聞かせる。

そして食事はここで作るよう皇后に頼むと約束した。

 

 執務中の雍正帝は茶を持って来た芳若の顔を見て「三日月の眉を描いたのか?」と尋ねる。

芳若は「前に仕えていた純元皇后の眉の形と同じです」と答えた。

 

 甄嬛の元に太監から今夜雍正帝が来るという知らせが届く。

流朱は沈眉荘の嘆願をするよう勧めるその前に怒りを収めないとと慎重な姿勢になり

 「皆私が陛下に嘆願し不興を買うのを待っている。と話す。

そして沈眉荘の一件は陰謀だが証拠がないと策もつかないと言ってから小允子を温侍医の元に遣わすよう頼む。

甄嬛は沈眉荘の祖父と自分の実家に頼んで劉畚を探し出すことを思いつく。

 劉畚は冷遇された途端みすぼらしい花を持って来た黄規全自身に対する扱い方を忘れない為に一番目に着く場所に置いておくよう指示した。

 

 雍正帝は「疲れた」と言って 甄嬛の元にやって来た。

はちみつ湯を出したり気遣う甄嬛に雍正帝は「他に朕に話はないのか?」と聞く。

甄嬛は他の話題を取り上げるが、雍正帝は「沈氏の嘆願はしないのか?」と聞いてきた。

「❝時が経てば人の心も見える❞不審な点は明らかになるかと」と返す。

そして謁見を求めた理由を会いに来てくれなかったからだと答える。

雍正帝は、甄嬛が沈眉荘との件に関わっていると噂されているとし

 「潔白だと訴えないのか?」と尋ねる。

 「私めを疑がうなら今ここで言葉を交わすはずはありません」

 「それほど朕を信じているのか?」

 「夫さえ信じられないならだれを頼ればいいのです?」

と言う甄嬛の言葉を聞き、手を伸ばし甄嬛の手を握る雍正帝

甄嬛に「明日も政務です。お休みに」と優しく声をかけられ、目を閉じ頷く雍正帝

 

 妃嬪達の集まりで華妃は皇后に黄規全が慎刑司で労役中だと聞いたと話す。

皇后は手抜きが過ぎたからだと理由を明かし、雍正帝が甄嬛の部屋から出て行く時に粗末な花を目にしたからだと説明する。

軽い処分で済みそうだと楽観的な見方をする華妃に対し、華妃の遠縁にあたる者ならば余計に慎ませないと華妃の面目が潰され雍正帝の不興を買うとたしなめる。

そしてすでに姜忠敏という者を代理に立てたことを明かす。

華妃は「手際がよろしいですね」と皮肉る。

斉妃は夜伽の札で選ばれたのは華妃なのに雍正帝はなぜ朝は甄嬛の所にいたのかと疑問を口にする。

皇后は「時に陛下の気持ちも変われるわ」と笑顔で返す。

斉妃は「華妃は陛下を引き留められなかった。どうやら黄規全は不運だったようね」と

嫌味を言った。

華妃は斉妃をにらんでから甄嬛に目線をやる。

 

~随感~

 タイトルの「偽装懐妊」を見た瞬間、心の中で、ではありますが膝から崩れ落ちました。あぁ押しの眉荘さんが…。

劉畚とアイコンタクトしてた茯苓、やっぱり沈眉荘に罠をしかけていたんですね。

お腹の子に危害を加えると思っていたのですが懐妊そのものを偽装に仕立てるとは恐ろしいです。

冷静沈着な眉荘も懐妊と言われうれしすぎたのか赤ちゃんのことで頭がいっぱいだったのか劉畚の怪しさに気づくことができなかったのが残念。

済州の点心について話が食い違っていた劉畚に気づけなかったことが悔やまれます。

そばに甄嬛がそばにいてくれていたらよかったのですが‥。

そして黒幕はもちろん華妃。

用意周到に沈眉荘を陥れ思惑通り雍正帝、大激怒。

厳しい罰が与えられました。

頭がよくて真っすぐな性格の沈眉荘がいずれ嘘とわかる懐妊を装うことなどするはずがないのにすぐさま厳しい罰を与えた雍正帝にも腹が立ちます。

雍正帝の事なので存菊堂と名付けた寵愛絶頂期ならしっかり調査知った上で処分を決めてくれそうな気がするのでそこも運がなかった。

眉荘が事情を説明しても全く信じてもらえない苦しさとどんどん追い詰められていくシーンはしんどかったです。

 

 沈眉荘の幽閉生活で面会を許されたのは敬嬪。

甄嬛と接していた時もいい人そうでしたが、この人が近くにいてくれるなら少し安心できます。

食事に入れられた毒も見抜いてくれましたが、華妃の執念深さが怖いです。

しかも過去に敬嬪も華妃にいたぶられた過去があったということは他の妃賓も軒並み何かしらの嫌がらせをされてるであろうことは想像できます。

 

 時間はかかりましたが甄嬛の元に再び雍正帝が訪れるようになりました。

冷遇されずに済んで一安心。

 

 眉荘の幽閉処分で明らかになったのが安陵容の本性。

自分が大変だった時は眉荘と甄嬛に多大な自己犠牲を求め、足りないと感じたら逆恨みするのに眉荘がピンチに陥った時は自分に火の粉がかかってくるかもしれないと我が身の心配だけをし出す。

互いを思いやる甄嬛と沈眉荘とは大違いです。

 

眉荘さんが早くも退場となってしまうのではないかと心配です。