彭婆の元に「極悪人」から贈り物が入った箱が届く。
その中に彭婆が「極悪人」の為に作った木馬が入れられていた。
彭婆は木箱と手紙を指定時刻に門の前に置いておくよう武如意に頼んだ。
魏王と密会する貴妃。
貴妃は皇后に、魏王は皇太子になれるよう相談していた。
木馬を抜いた木箱と手紙を門の前に置き、誰が来るか隠れて見ていた武如意は現れたのが李世民だったので驚く。
手紙は白紙だった。
隠れていたが見つかる武如意。
李世民は幼い頃のように乳母から恵児と呼ばれることを痛切に願っていると語る。
洗濯物を干している武如意の前に人形遊びをする雉奴と名乗る子供と出会う。
武如意は雉奴に人形四体を作って欲しいと頼む。
武如意は影絵芝居をして彭婆の李世民へのわだかまりを解こうとする。
しかしそれを見た彭婆は怒って止めさせた。
武如意は李世民、李建成どちらが勝っても彭婆の運命は変わらなかった、そしてそれは彭婆にとってどちらも最愛の人だからだと言った。
雉奴の姿を見て「私の恵児」と言って泣く彭婆。
李世民は、掖庭へ通い武如意と語らうようになっていた。
貴妃は李世民が掖庭に行く目的が彭婆だけでないことを見抜く。
武如意は李世民に
「自分の愛情は相手の善行や悪行で決まるのではなくお慕いするのは陛下が陛下ご自身だからです」
と告白。
名残惜しそうに別れる二人だった。
~我的感想~
最初の方で彭婆と武如意が語り合うシーンはよかった。
「人は一生かけて権力を追い求める」若い武如意は、疑問に思いながら彭婆に問いかけます。
この頃は半信半疑な武如意なのに結局この言葉通りの則天武后になるのだから恐ろしや。
「全ては己自身のため」という結論を語る彭婆。
彭婆には不老不死となって武如意の人生を見届けて欲しかったと思いました。
そして雉奴との出会いを見ることができました。
想像していたより「子雉奴」でした。
彭婆が雉奴を見て「私の恵児」と言って泣きながら抱きしめるシーンはジーンとしました。
建成のことを思うと許すことはできないけど世民が大切な子であるという変わらない感情もあって建成、世民の狭間で苦しい中生きてきた彭婆のことを思うと辛いです。
最後李世民と武如意が別れるシーンがあるのですが、門を開け出て行こうとする李世民がわざわざ振り返って武如意を見て少しだけ笑顔になり、門が閉まるギリギリまで見送る武如意の姿が描かれます。
青春ドラマのようで見てる側が照れるというか困惑すると言うか「ビィシャアアアア」と突っ込みたくなるというか(笑
李世民にデレ要素を感じてなかったので(求めてなかったとも言える、笑)、戸惑いました。
目撃した王徳さんにどう思ったか聞きたいです。
それにしても武如意のストレートすぎる愛の告白に心つかまれましたかね。