武則天 #8 皇太子妃の悩み

 承乾と称心の仲は宮中でも噂になっていた。

 

牢にいる武如意を訪ねる李世民

武如意は、婉言が実は自分を殺そうとしていたと知りショックを受ける。

李世民は、婉言の件は確実な証拠がないので武如意を無実にできないとして掖庭で労役を課すと言った。

 

 鄭仁㬢は、死んだ娘婉言のことを完全な被害者だと思っており敵を取りたがっている。

そんな鄭氏の前に敵を討ちたいなら斉王を補佐している殷氏を頼ればよいとし、仲立ちするという男が現れる。

 

長孫無忌は、魏徴が毎年庚申の日に玄武門を訪れていて信用できず、承乾の師として相応しくないと諫言するが李世民は二度と口出しするなと拒絶した。

 

 春盈は掖庭にいる貴妃の息がかかった羅玉珊に武如意の美貌を台無しにするよう頼む。 

掖庭で洗濯の仕事を任された武如意は、彭婆と再会する。

文徳皇后を知っている様子の彭婆は、武如意を誰かの命令で来た者であると思い警戒し始める。

興奮した彭婆は倒れるが武如意は懐からこぼれた薬を羅玉珊らに邪魔されながらも飲ませ助けた。

羅玉珊は、羅将軍と呼ばれ掖庭を仕切り、掖庭での女の死には皆羅将軍が関わっているという。

そしてそんな羅玉珊が唯一手出しできないのが彭婆だった。

 

 碁を打つ李世民の元に徐慧が呼ばれた。

打った手がよいと褒められる徐慧。

 

 羅玉珊らが再び武如意に危害を加えようとしている所を彭婆が助ける。

まだ武如意を疑う彭婆。

そんな彭婆に武如意は、「助けてもらった恩はいつか必ず返す」と言った。

 

 徐慧は婕妤に封じられ、清寧宮も与えられた。

悔しそうな蕭薔達。

徐慧は、かつて婉言に仕えていた文娘を侍女に指名した。

 

~我的感想~

 武如意が掖庭で苦労している間に徐慧がまさかの大出世。

おどおどと内気だけだった顔つきも少し変わったかなと思いました。

でも高慢な顔とかじゃなくて寵愛を受けて幸せそうな顔に感じました。

 

 掖庭にも牢名主みたいなのが(笑

しかも貴妃の息がかかっていて嫌がらせを受けそうです。

武如意への執着心が強すぎますが貴妃からしたら見過ごせない何かを武如意に感じているのでしょうか。

結果的に貴妃は慧眼の持ち主だったということになりますね。