2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

武則天 #16 勇士と智者

斉王は斉州軍と共に長安へ行くつもりだ。 そしてそれは殷宏智の入れ知恵。 長史・権万紀はそれは謀反だと警告するも斉王は勝てば謀反にはならないと言って聞かない。 殷氏は計画が漏れるのを防ぐため権氏を殺害する。 昏睡状態が続く徐慧に付き添う武如意。 …

武則天 #15 扇を巡る疑惑

琉璃宴の舞で蕭薔が真ん中で踊り始める。 舞の途中で中座する李世民。 徐慧を見舞う武如意の元に李世民がやって来た。 碁の勝負で引き分けに終わった理由を聞かれた武如意は、勝利より人心を得る為と答える。 その様子を盗み見する徳妃。 徐慧が体調を崩した…

武則天 #14 武如意の才覚

星雲閣の李淳風を訪ねる武如意。 李淳風は、天竺が秘宝と称しているのは金剛石であり見破る策を武如意に教える。 武如意の来歴を聞き思案する李淳風。 徐慧は物部氏から送られた棋譜を見ながら試行錯誤し、引き分けの手、勝ちの手を解くことができた。 武如…

武則天 #13 大朝会の幕開け

枝にぶら下がり落ちそうになっている雉奴を下から受け止め助けた武如意。 雉奴は足を痛めたと言い御花園まで支えて欲しいと頼む。 承乾と呉王の対決が始まる。 激しい対決になり周囲が緊迫する。 承乾の剣が呉王の首に迫る。 呉王は「負けました」と言ったが…

武則天 #12 それぞれの決断

羅将軍は殴り殺されようとしていた。 掖庭へ急ぐ武如意だったがすでに羅将軍は死んでいた。 武如意は敵を討つことを誓う。 武如意は貴妃に対抗する為、淑妃につくことを徐慧と話し合っていた。 徳妃の望みは息子である斉王がそばにいてくれることだけだった…

武則天 #11 韋貴妃の誤算

武如意は羅将軍から三年に一回行われる大朝会が開かれると聞く。 それは文徳皇后の忌日より重要で諸国から使節がやって来てそして恩赦もあるという。 褚遂良は、韋源承を告発する奏文を送る。 長孫沖は韋氏が立后を願い出ると長孫無忌に教える。 長孫無忌は…

武則天 #10 陛下の償い

彭婆の元に「極悪人」から贈り物が入った箱が届く。 その中に彭婆が「極悪人」の為に作った木馬が入れられていた。 彭婆は木箱と手紙を指定時刻に門の前に置いておくよう武如意に頼んだ。 魏王と密会する貴妃。 貴妃は皇后に、魏王は皇太子になれるよう相談…

武則天 #9 主の裏切り

承乾のそばには称心。 承乾は自身の事故の下手人が一介の商人とされたことに納得がいかず、陰謀だと考え李世民のもとへ行こうとする。 称心はこの件の決着をつけたのは李世民自身だと諭す。 称心は長孫無忌から預かった紙を承乾に渡す。 そこには「君子、自…

武則天 #8 皇太子妃の悩み

承乾と称心の仲は宮中でも噂になっていた。 牢にいる武如意を訪ねる李世民。 武如意は、婉言が実は自分を殺そうとしていたと知りショックを受ける。 李世民は、婉言の件は確実な証拠がないので武如意を無実にできないとして掖庭で労役を課すと言った。 鄭仁…

武則天 #7 謎の刺客

蘭陵王の仮面の前でたたずむ武如意は後ろからひもで首を絞められる。 そこへ李世民がやって来て気を失ったが助けられる。 李世民は武如意の首に絞められた跡があるのを見つける。 婉言が死んだ件の背後に黒幕がいるとにらむ李世民。 武如意が休む甘露殿に徐…

武則天 #6 捕らわれの身

婉言の質問に「知る訳がない」と答えた武如意。 婉言の顔に失望の色が見えます。 徳妃に助けを求めた婉言は武如意に死をと頼む。 徳妃から婉言に毒酒を仕掛けられる壺が届けられた。 婉言を訪ねた武如意。 酒が注がれるが、苦しみ出し死亡したのは婉言の方だ…

武則天 #5 亡き皇后に瓜二つの娘

鄭婉言は李世民から夜伽に呼ばれる。 しかし李世民は共に過ごさず承慶殿の武如意を見に寄る。 婉言は容姿にだけではなく言動も文徳皇后同じで李世民は怪しむ。 蕭薔は李世民の寵愛が婉言に移ったことに焦り貴妃の元へ。 しかし貴妃は憎む相手は婉言ではない…

武則天 #4 無謀な発言

武如意は貴妃から七歩歩く間に文徳皇后の才徳兼備を表現する詩を作れたら死罪を免れることができるとし挽回の機会を与えられた。 しかし詩は作れなかった上、文徳皇后を哀れに思うと言ったことで貴妃は武如意を捕らえよ命令した。 淑妃は寛大な処置を願い出…

武則天 #3 蘭陵王の仮面

夜散歩していた武如意は、承慶殿に入り込んでしまい仮面を見つけ蘭陵王を踊っていた。 そこに李世民がやって来て踊っている武如意の姿を見ているうち亡き妻を思い出し、踊りの相手をする。 我に返った武如意はその場から逃げ出す。 持ち帰った仮面を箱にしま…

武則天 #2 劉賢妃死す

足を踏み外した賢妃を突き落としたのは、淑妃だと貴妃は責めるが武如意は賢妃が不注意で足を滑らせたと証言する。 入宮した晩に流すと願いが叶うとされる蓮花灯を流す才人たち。 蓮花灯が陛下に拾われたらいいねと話す武如意と徐慧もその中にいた。 李世民に…

武則天 #1 初めての後宮

皇太子李賢と張柬之が画策した謀反は失敗に終わる。 武則天は、謀反をなかったことにし誰も死罪に問わないことに。 そして15年務めた皇帝の座を賢に譲ることにした。 年老いた武則天は、思い出の菊の花を手にしながら初めて入宮した頃を思い出すのだった。 …

武則天 #82 そして皇帝へ(最終話)

目覚めた雉奴の横に媚娘が付き添っている。 手を握り合う二人。 しばらく付き合って欲しいと頼む雉奴に媚娘は、今日はどこにも行かず、ずっとそばにいると答える。 そして雉奴は、他国との外交関係に関わること、李顕のことを大臣らに託したり、皇帝として人…

武則天 #81 すれ違う心

雉奴は自分が死んだ後のことを媚娘に託そうとしたり、自分の代で唐が終わってしまうと言い出し弱気になっている。 瑞安は、媚娘に相王が献上した蒙頂茶のうち一箱に猛毒の馬銭が盛られており、敏月と関わりのある者が相王府に滞在していること、李賢の側近の…

武則天 #80 繰り返される惨劇

媚娘は、敏月母親の死の真相は、母親が入宮して雉奴に恋情を抱き媚娘の食事に毒を盛ったのを雉奴に暴かれ自害したのだと敏月に話す。 そして妃に迎えられたのなら温かく迎える、姉にやれなかった分報いてあげると告げ去って行く。 敏月は納得していない顔で…

武則天 ♯79 深まる心の溝

必ず敵を取ると李弘の亡骸に誓う媚娘。 狄仁傑は、全力で下手人を調べ出しますと媚娘に誓う。 明祟儼は、雉奴の病状についてこれまでの治療は水の泡となり、症状は悪化する一方で 手の施しようがないとの報告する。 それを聞いた媚娘は、天は私の希望をすべ…

武則天 #78 魔性の女

弘は、敏月を呼び出し自分の元に来て欲しいと頼むが拒否される。 敏月は、宮中に戻って来たのは媚娘の差配だと言い、洛陽にいた頃は悲惨で寂寞とした生活を送っていて宮殿を離れたかった、自分のいるべき場所は大極殿であり媚娘から貴妃に封じてもよいと言わ…

武則天 #77 賢臣の幕引き

雉奴は、独狐及から封禅の一件について弩に細工をして皇后の命を救ったのも許敬殿に密告したのも長孫無忌であるという報告を受ける。 そして雉奴は、長孫無忌の書きかけだという懺悔文を受け取った。 長孫無忌の残した懺悔文には、「関隴でも寒門でも一派独…

武則天 #76 敵が知己に

雉奴の痛風の発作が頻繁になっていることが噂になっていることを踏まえ、今回の封禅は最初から最後まで雉奴一人で行うべきだと言う媚娘に「そなたにはかなわぬ」と答える雉奴。 長孫無忌は名匠に作らせた、片手で操ることができ100歩先にいる騎兵の鎧を射抜…

武則天 #75 新たな皇太子

忠の元を訪れる媚娘。 媚娘は、立派な東宮があるのにそこに住まない忠に「よほど私が怖いようね」と問う。 忠は 「生母も養母もお前に殺された。 私もいつ殺されるかわからぬ」 と睨みながら答えた。 媚娘は、自分が毒杯を替えなければ父を殺逆した極悪人と…

武則天 ♯74 広まる誤解

戸を叩く音を警戒し、小刀を取り出す忠。 だが訪ねて来たのは上官儀で、しばらく黒猫を放すのはやめるよう忠告する。 長孫無忌は先帝の霊を偲んでいる。 そこへ長孫沖がやって来て、媚娘が雉奴名義で政務をしていると言いに来た。 長孫無忌はすでに知ってい…

武則天 #73 皇后 武媚娘

入宮して18年を経て媚娘は皇后に冊封された。 儀式の為、太極殿へ向かう階段で会話する二人。 「そなたと朕は頼り合う間柄かもしれぬ。恋慕の情よりもな」 そう媚娘に語り掛ける雉奴。 「私と陛下は一蓮托生の間柄だけではなくお互い守り合う仲なのかも この…

武則天 #72 裏切り者の末路

雉奴は、呉王に自分たちの作戦を長孫無忌が察知した為に隠居すると言い出したと指摘、それで目的は果たせたのだから精鋭部隊を宋州に返すよう指示する。 雉奴は、媚娘に門閥貴族が長孫無忌の隠居を媚娘の策略だとして立后を全力で阻むだろうと話し、この局面…

武則天 #71 交錯する嘘と真実

媚娘は、金の刺繍に触れたのは陳貴人と高陽公主だと瑞安から聞き、心の中で敵を間違え守ってやれなかったと安定に詫びていた。 そして絶対に許さず命で償わせ全てを奪ってやると誓う。 呉王は、雉奴に自身が率いる精鋭部隊を長安近くの山間に潜ませていると…

武則天 #70 高陽公主への疑念

媚娘は、瑞安に高陽公主の周りを調べるよう指示するが、なぜ高陽公主が安定を殺すのかわからないと嘆く。 高陽公主は酒宴を開いて酔いながら弁機が夢にも現れないと泣きながら嘆いていた。 憔悴する媚娘の元へ雉奴がやって来る。 媚娘はなぜ守ってくれなかっ…