琉璃宴の舞で蕭薔が真ん中で踊り始める。
舞の途中で中座する李世民。
徐慧を見舞う武如意の元に李世民がやって来た。
碁の勝負で引き分けに終わった理由を聞かれた武如意は、勝利より人心を得る為と答える。
その様子を盗み見する徳妃。
徐慧が体調を崩した原因は琺瑯の扇に塗られた毒だと聞かされる。
淑妃は扇は貴妃からもらったものであり前から塗られていたのではないかと推測し真相を突き止めると約束する。
徳妃の侍女・劉蘭萱を待ち伏せていた楊青玄は琵琶の弦の入れ替えについて聞きたいから内侍監まで来るよう言い渡す。
貴妃と向かい合う徳妃。
淑妃に寝返ろうとする徳妃に伯父からの密書を見せる貴妃。
そこには韋家の、軍における影響力が記されていて文一つで軍を動かせると語り、劉氏が琉璃宴の出来事が貴妃の指示によるものと供述したとしても陛下は自分を罰することはできないと語る。
愕然とする徳妃。
貴妃は劉氏に琵琶の弦をする替えたのは自分の命令によるものだと供述させるよう指示する。
武如意は徐慧が倒れたことに自分が関わっていると噂になっていることを知る。
楊青玄は真の狙いは武如意だったとして自分が毒を塗った扇がまさか徐慧にわたるとは思わなかったと淑妃と話している。
内侍監で向き合う徳妃と劉蘭萱、近くに楊青玄
劉氏は黒幕が貴妃であるという供述書に指紋を押し楊青玄に渡す。
劉氏と二人きりになった徳妃は、結局貴妃に逆らえなかったと話すが、もう一通別の供述書を書いて欲しいと頼む。
調査の進展状況を知らせに甘露殿へ向かう淑妃と武如意。
武如意に徳妃からだという文が密かに手渡される。
徳妃は完敗したと言い、息子恋しさに時局を誤り貴妃を怒らせてしまった、こうなったのも自業自得だと話す。
劉氏に泣きながら謝る徳妃。
劉氏は「この命がお役に立つなら本望です」と答えた。
別れを惜しむ二人、最後に劉氏は武如意と親しくなるよう言い、必ず役に立つ時が来ると言い残す。
淑妃は徳妃からの文を見て突然高笑いする。
そして武如意にこれから甘露殿に行って自分が何を話しても口出ししないでときつく言った。
甘露殿には貴妃と李世民がいた。
琵琶の件は劉氏が私怨のため行ったことで黒幕はいないと話す淑妃。
皆驚いて淑妃を見る。
そこへ劉氏が私怨が動機で琵琶の件を起こしたとの供述があったと王徳から報告が入った。
徳妃は監督不行き届きだとして俸禄の減額と禁足処分が決まる。
淑妃は徳妃と組むと武如意に告げる。
斉王の住まいに人がなだれ込んで来て見張りの者達が殺される。
そして殷宏智がやって来た。
~我的感想~
蕭薔がとっておきの流し目を陛下に送ったのに席を外されるという哀しい反応。
踊り回りながら陛下の姿が見えなくなって焦り落胆する蕭薔の顔芸がかわいく見えます。
高飛車のお嬢様気質で嫌味な性格だけど、おねえ様方のやってることがひどすぎるのでそれと比べると憎めないキャラになってますね。
扇の毒が淑妃達の企みだったとは思いませんでした。
貴妃の仕業に見せかけるためだったのでしょうけど武如意を手なずけておいて命の危険にさらそうとしてたなんてあまりにもあまりだと思う。
ただそれを上回るのが貴妃。
これまでと違って少し強気に出てきた徳妃を打ち砕きました。
チャン・ティンさん、徳妃を蔑む演技が素晴らしかったです。
徳妃が淑妃、貴妃どちらにつこうが死なないといけない劉蘭萱がただただ気の毒。
徳妃が別に作らせた供述書と劉蘭萱の自害により私怨によるものだとして琵琶の一件は決着がつきました。
弱い立場の人が犠牲になって三妃達のバランスが大きく崩れることなく争いは続く。
後宮の非情さを思い知りました。
こういうことの連続が武如意にとっては、学習の場になっていくということなのでしょうか。