蘭陵王の仮面の前でたたずむ武如意は後ろからひもで首を絞められる。
そこへ李世民がやって来て気を失ったが助けられる。
李世民は武如意の首に絞められた跡があるのを見つける。
婉言が死んだ件の背後に黒幕がいるとにらむ李世民。
武如意が休む甘露殿に徐慧がやって来て淑妃も訪ねてきた。
その頃貴妃は、武如意が襲撃されたのは淑妃の仕業ではないかと疑っていた。
武如意は「時として太平は真相より大事」だとして襲撃事件について何も言わないと話し、淑妃もその方がいいと助言した。
淑妃は、楊青玄に武如意を取り込めばこれほどのいい駒はないと不敵な笑みを浮かべる。
東宮へ急ぐ承乾。
そこへ荷物がぶつかり馬に足を踏まれけがをする。
侍医は、承乾の足は治らず障害が残ると診断、激怒する李世民。
長孫無忌は、落馬の件に裏があると李世民に言う。
そこには三文字が頭に浮かぶと言う。
その三文字は「玄武門」
李世民の顔が変わるも物事を複雑にするなと取り合わなかった。
承乾を見舞う皇太子妃だったが、承乾の横にはすでに称心が付き添っていた。
夫婦二人で話したいと望む皇太子妃にすぐ下がるよう冷たく言う承乾。
承乾は自分の命が狙われていると感じそれは兄弟の一人かもしれないと疑い始める。
~我的感想~
淑妃から明かされた貴妃の過去。
昔は天真爛漫だったとか、昔はやられる方の立場だったんですね。
だとしても自分の辛い気持ちや体験を他人を同じように苦しめることで埋め合わせしようなんて同情の余地などないですね。
でもチャン・ティンさんの演技は魅力的。
淑妃もなにか企んでますね。
武如意や徐慧を助けてくれるいい人と思っていたら今後利用できると踏んでいただけというやりきれない話。
承乾が襲われたのは、後宮の話どころではない国を揺るがす事件。
玄武門が頭に浮かんだ長孫無忌、一生治らない傷を負った承乾も兄弟を疑っています。
にもかかわらず深入りしたくない李世民。
いやいや、ここちゃんとしておかないと。
「玄武門の変」で経験したことは後ろめたい忘れたいことなんでしょうか。