妊娠中の蕭薔は部屋から一歩も出られない上、春盈らの監視も厳しくなっていた。
承乾と称心は狩りに出かける。
先を歩く称心を狙って矢を放とうとする承乾。
振り返った称心、承乾は称心ではなく飛んでいる鳥に矢を放つ。
承乾と称心が帰って来るのを待ち構えていた魏徴は承乾一人ではなく二人で帰ってきたことを責める。
帝位継承を妨げているのは呉王でも魏王でもなく承乾自身だと言った。
媚娘は李世民に戦場に連れて行って欲しいと頼むがおなごの行く場所ではないと話す。
そして戦で人を殺め続けたことを悔いる場所に案内する。
鎧などの戦の道具が飾られ多くの長明灯が灯っている。
誰かを殺め心が乱れた時、長明灯を増やしていると語る。
承乾と称心は向かい合い酒を酌み交わしている。
最期の別れの時は飲まずいて欲しいと称心。
その後二人は山の中へ。
承乾に背を向け目を閉じ覚悟を決める称心。
剣を手にする承乾。
媚娘は一人長明灯を灯す。
それは自分の身代わりになった李将軍の為のものだった。
朝議を欠席している承乾。
そこへ承乾が手に物を携えてやって来た。
父への贈り物だと言い、それは称心の首だった
李世民は「それでこそ大唐帝国を継ぐ皇太子である」という言葉をかける。
皇太子妃も称心が死んだという情報を知り安心し涙を流した。
貴妃は蕭薔が産後死んだら残された子の母親になるつもりであると話す内容を蕭薔は聞いてしまう。
貴妃のもとに皇太子妃から宴の招待が届く。
蕭薔の出席についても貴妃から許可が出た。
蕭薔は入宮して以来の親友二人に会い、事の顛末を陛下に報告してもらおうと計画する。
宴に向かう途中親友二人を見つけた蕭薔は隙を作り二人の元へ向かう。
しかし親友だと思っていた二人は蕭薔の悪口を言い合っていた。
計画が崩れショックを受ける蕭薔。
そんな二人を咎める媚娘と徐慧。
徐慧は「後宮は表裏ある人ばっかりよ」と言い宴へ向かう。
途方に暮れる蕭薔。
宴の場で親友だと思っていた二人と会うことに。
~我的感想~
貴妃様の極悪非道ぶりが私の想像の域を超えていて、蕭薔の子の後見人になるレベルではなくお産時の出血多量を望み産まれて来る子を我が子として育てるつもりだというもの。
お嬢様気質だった蕭薔が我が子を守るという意識が芽生え強くなった気がして見る目が変わりました。
でも頼れるのが特に女子校にこういう人達いたな~と思い出すタイプの意地悪コンビなのがついてない。
媚娘と徐慧の悪口で盛り上がり、蕭薔の後ろ盾の貴妃を当てにしてすり寄る為につながっていただけの二人なのに「親友」と思う蕭薔が不憫。
なかなか遂行できなかった称心「殺害を実行」した承乾。
回を間違えて先を見てしまい事の顛末を知った上でこの回を見たので省きますが、承乾はやっぱり変わることが出来なかったですね。
最後に触れずにはいられない徐慧さんの
「後宮は表裏ある人ばっかりよ」
の言葉は見てる人みんなツッコミ案件でしたね。