媚娘は李世民と会えなくなった為淑妃に取りなしを頼む。
淑妃は承慶殿の明かりをともす役割を与えてやる。
淑妃は李世民を信じると言う媚娘に陛下は一国の主で普通の殿方ではないと言い聞かせる。
心配する瑞安に陛下はいつか承慶殿に来てくれると話す媚娘。
李世民は徐慧に媚娘に今後会わないよう言い、徐慧も従う。
そこへ媚娘から文が届くが今後文が届けられても放置するよう王徳に言った。
長孫無忌は李世民が情に流されそのうち媚娘に会うのではないかと心配する。
しかし李世民は媚娘に会うことはないと言い、それは自分が寵愛することで媚娘が宮中に居づらくなるからであり媚娘を失いたくないからだと話す。
それでもまだ媚娘を排除するよう進言する長孫無忌に「どうせそちには他人事だ」と返した。
承慶殿で眠ってしまっている媚娘の元を訪れた李世民。
媚娘は「寵愛が一瞬のことであっても永遠に忘れません」と語りかける。
李世民は明日甘露殿で蘭陵王を踊るよう言い「そなたの願いが叶うかどうかはその時わかる」と伝えた。
そこへ媚娘がやって来る。
李世民は媚娘に
「仮面に隠された顔が誰だろうと構わぬ」
と冷たく言い放つ。
踊っていたのが徐慧だとわかりショックを受けた媚娘は
「もう二度と陛下の邪魔はしません」
と言い、おぼつかない足取りで甘露殿を後にした。
雨の中泣きながら歩く媚娘は気を失ってしまう。
徐慧は李世民に
「媚娘のようにいつもそばにいて仕えたい
他には何も望まない」
と話している所へ媚娘が池に身投げをしたとの報が持たされ李世民は足早に出て行く。
侍医は媚娘の容態が気力も弱っていて何とも言えないと淑妃に伝える。
そこへ李世民がやってきて皆に下がるよう言い媚娘を抱きかかえ薬湯で体を温めてあげるのだった。
春盈から媚娘が目覚めたと知らされた貴妃は怒り、植木に当たり散らす。
そして魏王に媚娘を早急に始末しないといけないと伝えるよう春盈に指示した。
徐慧は泣きながら鏡を見つめ
「本当に誰が踊ろうと関係なかったのですか
もしくは誰が踊っていてもその姿を通して媚娘だけを見ているのでは?」
と呟く。
「括地志」完成の祝いの宴が魏王宅で豪華に開かれている。
称心と一杯飲もうとしている皇太子の元に侵入者たちがやって来た。
~我的感想~
陛下の数々の行動の真意が実は媚娘を思うがゆえのものだったことが判明しました
蕭薔との一夜は除くですが(笑。
倒れてしまった媚娘の為に自分の体を省みず薬湯に入れてあげるなんて‥
これまで二人で劇的な色んなことを経験して深い絆が出来たのかもしれないですね。
でも諦めさせるために媚娘に蘭陵王を踊る機会を与えるふりして実際に行ってみたら踊ってるのが徐慧とか荒療治にもほどがあるし道具に使われた徐慧も深く傷ついたはず。
そして陛下の本当の気持ちに気づいてしまった徐慧。
再び御書房に召され陛下の近くにいられて最初はうれしくて胸がときめいて幸せだったのに日が経つにつれ自分への想いがどういうものか気づいていく辛さを思うとこちらも「あぁ‥徐慧さん」ってなります。
徐慧も素敵な女性だと思うのですが、数多くの女性を見てきた陛下からすると勉学の賢さと何事も陛下の仰せのままにな感じの徐慧よりスマートで行動力のある媚娘の方が魅力的なのかな。
チャン・チュンニンさんの泣き顔が美しかったです。
ご機嫌な魏王にイラっとしつつ、承乾×お酒で自滅の道しか見えてこずでこちらも嫌な予感しかないです。