泣き叫ぶ貴妃を見て笑う蕭薔。
乾祥宮に大理寺の捜索が入る。
貴妃を非難する多くの奏上文が届く。
王徳も韋家を非難する。
そして奏上の中には韋源承を弾劾する魏王のものもあった。
長孫無忌はこれを機に韋家の膿を出しきらないとまた多くの犠牲が出ると言った。
李世民も一挙に片付けてしまおうと応えた。
掖庭にいる貴妃を訪れた淑妃。
貴妃は婉言を殺したのも琺瑯の扇に毒を塗ったのも淑妃だと指摘した。
貴妃は淑妃に
「あなたもいずれ武媚娘の手にかかるわ
今日の私は未来のあなたよ」
という言葉を投げつける。
高笑いする淑妃。
貴妃のもとを訪れた魏王。
魏王は戴青が貴妃に対する拷問を許可したとし耐えられないだろうと話す。
そして魏王を裏切りたくない、無様な姿を晒したくないが自害する勇気はないと話し、覚悟はできている、殺してと魏王に頼む。
魏王は貴妃の手首を切る。
貴妃は一つだけお願いがあると言い媚娘を必ず始末し敵を取って欲しいと頼む。
魏王は必ず始末すると約束する。
魏王は長年の貴妃への想いを語る。
貴妃は息を引き取った。
媚娘は淑妃に謀反に関する調書が欲しいとお願いする。
そして李牧を逃がして欲しいと頼むが急に消えると怪しまれるからもう少し様子を見るよう言われる。
媚娘は雉奴に李世民から質問されても答えられるよう奏上文などを使って国事を学ばせる。
雉奴は自分が恐れているのは媚娘を守れなくなることだと言った。
詔書が出ないこに焦る杜楚客だが魏王は自重するよう諫める。
李世民は媚娘に関わる人を調べさせた中に「李故」はいなかったと聞かされるがそれは偽名だと見抜いていた。
そこに徐慧が現れる。
瑞安は媚娘に文娘の死に不審な点があると話す。
「文」が彫られた燭台がなかったこと、頭に傷があったことから殴り殺されたのではないかと推測していた。
媚娘も「文」のついた燭台を見つけることで下手人が分かるかもしれないと話す。
媚娘は自分が書いた紙片を李世民が持っていたことに不審を抱いているとし瑞安が東宮へ行く途中誰かと会わなかったかと聞く。
瑞安は文娘に会ったことを思い出す。
そして裏で糸を引く人物がいて口封じに殺されたのではないかと疑う。
そしてこの件は二人だけの秘密にすることを約束した。
徐慧は李牧の情報を李世民に教える。
そして媚娘が入宮したのも陛下の寵愛を受ければ李牧の恩赦を願い出ることができるからだと吹き込んだ。
~我的感想~
これまで残酷なことをし尽し後宮で栄華を誇っていた貴妃様がとうとう掖庭送りになり命を落としました。
地味な服装になり化粧っ気もないにも関わらず華があり美しい貴妃様は、自分を追い込んだ相手は徐慧&蕭薔なのに媚娘にやられたと思い込んで「武媚娘‥」と恨みながらこの世を去りました。
残忍な役柄だったのでこうなるのも因果応報で仕方ないのですが、ドラマ上媚娘の敵としてヒロインに負けていない存在感だったので寂しくなります。
そして個人的に見たかったのは春盈がどうなったのかということ。
これまで残虐非道の実行役を担ってきた春盈がいざ自分が捕まった途端、全責任を貴妃様のせいにして悪態をつく姿を見たかったです(笑
画面で小さく映っている時でも顔演技を欠かしてなかった春盈が好きで必ずチェックしていたウォッチャーとしては楽しみが減りました。
わざわざ落ちぶれた貴妃様の元へ行く淑妃、怖いなと思いました。
貴妃様指摘の通り優しくてよく気の付くふりをして邪悪な心を隠してる淑妃ですが最近は隠さなくなってる気が‥。
最後の最後に貴妃様に対して嫌味を言ってる時の淑妃の顔がイキイキしていて悲しくなりました。
魏王の手助けの下、自害に見せかけて死亡しましたがそのことも陛下にはお見通しで魏王にも厳しい沙汰が待ってそうですね。
媚娘は雉奴に皇太子への道を歩ませる教育を始めました。
なんか怖っ!と声が出そうなくらいの気持ちになりました。
後見人みたいになっておりますよ。
媚娘も例の紙片が陛下の手元にあったことを不審に思い一瞬徐慧を疑いました。
そして当の徐慧は、李牧の身上書を用意した上で媚娘が入宮したのは李牧の恩赦の為だという嘘を陛下に吹き込みます。
李牧の恩赦の為に入宮したという無理がある嘘話を陛下は信じるのでしょうか。