集まった重臣たちは媚娘を謀殺するよう次々奏上する。
媚娘をかばうのは魏徴だけだった。
重臣の中で長孫無忌一人残り、大勢の民がいる、唐を滅ぼしてはいけないと言って李世民を説得している。
李世民はどう判断しようと媚娘に災いが起こることはわかっていると言う。
そして国事に比べれば女子一人などとるに足りぬと話し少し時間をくれと語る。
李世民は王徳に媚娘が最も親しいのは徐慧であると確認し翌日から御書房に徐慧を呼ぶよう言い媚娘はもう来なくていいと言った。
御書房へ召された知らせにほっとした顔をする徐慧。
媚娘は、徐慧が御書房に召された事そして自身は御書房へ行く事を禁じられたことを聞かされる。
王徳は李世民に媚娘が今日陛下と天灯を放ちたいと言っていると伝え「わかった」と答える李世民。
媚娘が御書房の出入りを禁じられたことを聞いた貴妃は大喜びする。
天灯を手に李世民を待つ媚娘。
「末永く陛下にお仕えします」という紙に願いを込めて天灯に取り付け李世民を待つ。
李世民は貴妃の待つ乾祥宮へ。
そこには蕭薔が待ち構えていた。
日が暮れても一人で待ち続ける媚娘。
李世民は酔いつぶれてしまった。
寝床に李世民を寝かせ、子を授かる薬を飲む蕭薔
朦朧とする意識の中、蕭薔と媚娘を見間違う李世民。
二人は一夜を共に過ごす。
夜になっても一人待っている媚娘。
心配して見に来た瑞安は李世民が乾祥宮へ行ったことを告げる。
楊青玄は乾祥宮へ送り込んだ間者が報告に現れなかった事、蕭薔が李世民の相手をしたことを淑妃に報告する。
そして媚娘を救うには予言の解釈を変えることだと言う。
結局一人で天灯を飛ばし手を合わせ願いを込める媚娘。
貴妃と春盈は蕭薔が聞いているのを知りながら今後夜伽に召されなければ見放す他ない、韋家にはあと二人ほどふさわしい女子がいると話す。
魏王は「括地誌」を完成させたとし李世民に献上する。
李世民は喜び魏王の屋敷で盛大に祝うとよい、自分もその席に加わるかもしれないと話す。
媚娘は淑妃に李世民とのことを取りなして欲しいと頼みに行く。
~我的感想~
とうとう陛下が重臣たちの勢いに負けて媚娘との関係を絶つことを選びました。
親子ほど年齢が離れていることを除けば媚娘と陛下は打てば響くような関係で恋愛+αがあっていい感じだなと思っていたので残念です。
皇帝という立場上仕方ないのかな。
陛下の寵愛の対象がこれまで友情、嫉妬、落胆と複雑な感情で苦しんできた徐慧さんに変わりそうです。
今度は媚娘が徐慧の立場になります。
不吉な予言と寵愛を失って苦しい思いをしてる媚娘と徐慧の関係を一層ややこしくさせる陛下。
夜まで心細く天灯と共に待つ媚娘が切ない。
最初はきっと陛下は来てくれると思い、時間が経つと少し不安になりつつそれでもどこかで期待して待ってるけど、さすがに夜になると現実を受け入れざるを得えなくなるので辛いですね。天灯を一緒に飛ばそうと言い出したのは陛下なのに。
それでも一生懸命願いを込めて天灯を飛ばす媚娘の姿をどこかから少しでも陛下に見て欲しかったなと思ってしまいますが、その頃陛下は‥(怒
貴妃様の高笑いが聞こえてきそうな展開になってきました。