貴妃は四妃の長としてこれまでの様々なことを掌握できず貴妃として失格なので罰を与えて欲しいと申し出てきた。
そこへ長孫無忌がやって来る。
徳妃の扱いについて後宮と長孫無忌の意見が分かれるが、李世民は徳妃のことを公表せず厚く葬ることを決めた。
李世民は承乾の元に郝氏が訪れたことが引っかかっていることを長孫無忌に話す。
そして斉王を傷をつけず連れてくるよう勅命を下した。
貴妃は蕭薔に子を授かりやすくなる薬を手渡し夜伽の機会を作るため一肌脱ぐと約する。
媚娘は斉王の死罪を免じるよう李世民にお願いする。
国事に口を出さないよう注意され、それには応えられないと言われる。
実は斉王はすでに殷宏智に殺されていたのだ。
死罪を免じる詔書を見ている斉王を剣で刺す殷宏智。
「お前は殺せなかったがお前の息子を殺した」と李世民への恨みを言ってから自分の首を掻き切った。
徐慧の元に蔵書閣の書物を何でも持ってくると言う林殿という人物が訪れる。
そして書物を持ってくることと引き換えに陛下に取りなしてほしいと頼む。
しかし徐慧は数か月も呼ばれていないので取りなしはできないと話す。
林氏から媚娘と友人の徐慧ならおこぼれにあずかれるかもいしれないと言われ徐慧はやりきれない表情になる。
蕭薔も李世民と会う機会がないと貴妃に嘆く。
貴妃は媚娘への怒りをあらわにし必ず排除すると口にした。
太白星が日中に現れたことが唐中で話題になる。
そしてそれは国を揺るがす不穏な予兆であるという悪い噂が長安の者達の間で流れているという。
夜更けに李淳風が李世民への面会を求めて裸足で走って来た。
李淳風は
「宮中で『武』のつく者全員を殺して下さい」
と申し出、そうしないと国が危機に陥ると話す。
そして唐は三代で滅びその後は女帝武氏が取って代わると言い、皆殺しができないならせめて武才人だけでも言う。
李世民は他言厳禁を申し付けた。
それを盗み聞きしていた媚娘はショックを受ける。
李淳風に仕える者が春盈に占卜の内容を書いた文を手渡した。
~我的感想~
貴妃の空々しい三文芝居に突っ込む訳でもなくわかっていながら付き合わされてる淑妃始めみんなの表情がなんとも…
お互いにどういう行動を取るかわかっていてその上で先手を打って行動しないと自分たちの立場が危うくなるのでそれぞれが必死です。
その姿が人間臭く描かれていてこのドラマに惹かれてしまう理由の一つになっています。
斉王は殷宏智に裏切られ殺されてしました。
謀反がどれだけのことかわからず起こした行動だった気がします。
まだ幼い表情だったので不憫でならなかったです。
後半に怒涛の展開が‥
媚娘は寵愛を独占してきましたがとんでもない暗雲が迫ってきました。
占いだの予言の類は嘘か本当か証明のしようのないこと。
しかも胡散臭い人物の妄言ではなく陛下始め皆から信頼されている李淳風です。
即座に他言厳禁を言い渡した陛下の気持ちもわかります。
李淳風なる人物が実在していたこともびっくり。
このドラマは実在していた人物を物語に上手く絡めて使いますよね。