謀反を勧める郝氏。しかし承乾は軍を派遣して父を救うよう指示する。
刺客達を始末した承慶殿で向き合う長孫無忌と李世民。
表面上忠義を装っていた殷宏智を疑っていた李世民は監視をつけていた。
まだ殷家に関わる徳妃がいると話す長孫無忌だが李世民は徳妃が謀反に関わることは絶対ないと断言する。
しかし長孫無忌は徳妃は今晩必ず徳妃が甘露殿に訪れるはずと言った。
そして長孫無忌は媚娘も疑う。
実は李世民も媚娘を疑っていたが承慶殿で命がけで自分を守ったとして信用しても問題ないと言った。
謀反失敗の報告を受けた徳妃。
夜明けまでに李世民を殺せば息子を救えると考える。
「ご無事で何よりです」と李世民に話す承乾だが郝氏が承乾の元を訪れていたことは李世民に知られていた。
徳妃は甘露羹に毒を入れた。
媚娘を訪ねた徳妃は自分が作った毒入り甘露羹を媚娘が李世民のもとに持って行くよう仕向けた。
甘露羹を手に李世民を訪れた媚娘に
「命がけで朕を助けた媚娘が甘露殿を訪れると思わなかった」と言う。
「言っている意味がわかりません」と不審がる媚娘。
先に食べるよう指示する李世民。
誰が作ったか聞かれ徳妃が作ったと答え食べようとする媚娘。
李世民は、器を手で払いのけた。
王徳が調べると毒の反応が出た。
李世民は「そなたは利用されたのだ」と媚娘に言い衛兵を呼ぶよう指示した。
浄初池にたたずむ徳妃の元へ媚娘が駆け寄る。
李世民に毒を盛ったのは息子の為ただ一つだけと語る。
徳妃を探す衛兵達の声が聞こえてくる。
徳妃は罪の責任を取ると言い息子は無実だから許して欲しいと李世民に伝えて欲しいと媚娘に頼む。
苦しみ続けた人生からやっと解き放たれると言い、止める媚娘に
「さらし者になるより尊厳を保って死にたい」と言い残し李世民との思い出深い浄初池に飛びこんだ。
斉王たちが長安に向け出発したことを聞いた李世民は斉王に危害を加えぬよう言い、戦に備えるよう命令を出した。
謀反の首謀者・張氏は最後まで殷家を思いながら毒杯を仰いだ。
李世民の横に媚娘。
そこへ淑妃が徳妃のことで話があるとやって来た。
少し遅れて慌てて貴妃がやって来る。
貴妃は
「許されぬ罪を犯した身であり妃の称号をとり庶人に落として下さい」
と涙ながらに申し出る。
~我的感想~
とうとう徳妃様が苦しい気持ちのまま旅立ってしまった。
しかも最後の最後媚娘を使って陛下を殺害しようとする愚かな行為をしてしまいました。
選んだ場所が陛下と共に過ごした幸せの思い出の場所というのが辛いです。
何よりも大切な息子に会うことも声を聴くことさえできずじまいだったのも悲しい。
あと驚いたのが陛下は媚娘を疑っていたのですね。
全然気づかずにいたのでもう一度前回を見直したのですが、まず一人目の刺客が現れた時媚娘が素手で刃を握ったこと、その後大勢の刺客が現れた時
「運命は自分で切り開くもの」
「生きるも死ぬも一緒です、お任せを」
と言って短刀を持ち戦おうとした時、李世民の目の表情が変わります。
多分この二つで媚娘に対する疑いがなくなったんだと思います。
その後、陛下は媚娘の腰を抱き寄せ「一人も生かさぬ」と言って戦おうとする。
陛下も媚娘も格好よすぎますし二人の気持ちも深まったいいシーンだと思います。
と浸る間もなく、今回の最後で貴妃様が慌ててやってきてめんどくさいことになりそうです。