甄嬛は、昔父親が先帝から姓の「甄」が「誠」を表していると褒められたという話を披露した。
雍正帝は「先帝の意図はわかった」
「江南に二喬
河北に甄宓あり」
「甄宓とは漢末期の三大美女の一人だ」
と言った。
皇太后は、甄嬛に近くに来るよう命じる。
皇太后のいる所に近づくと足元に水が撒かれ、次に猫が放たれたが、甄嬛は騒いだり動揺する様子も見せなかった。
「動じないのね」と感心する皇太后。
甄嬛は秀女に選ばれた。
秀女名簿を眺めている雍正帝の元に皇后がやって来た。
選ばれた秀女について
「沈自山の娘は敬嬪の昔を思わせ、そして甄の娘はまるで‥」
とそこで言葉を止める皇后。
雍正帝は「幾分似ているだけだ」と言った。
甄嬛は、常在(第七位)となり莞という封号を与えられることに決まった。
甄嬛の自宅は祝福ムードで家族は跪いて甄嬛を出迎える。
朝の身支度を整えている華妃は、昨夜雍正帝が欣常在の宮で過ごしていたと聞かされ不機嫌になり、髪を梳いていた福子に八つ当たりし罰するように命じる。
連れ出された福子は、周寧海に気を失わされる。
近くにある井戸を見つめる周寧海。
都に不慣れな安陵容が甄嬛の家にやって来た。
甄嬛の部屋に父親がやって来て争いに巻き込まれないよう、生涯息災でいてくれたらいいと語り掛けた。
甄嬛は、侍女として流朱と浣碧を連れて行くと告げる。
父親は、浣碧が実は甄嬛の妹であると打ち明け、続けてそのことを母親が知らぬこと、浣碧の母親は漢族で罪人の娘だったと話す。
甄嬛は、浣碧の面倒を必ず見ると父親に誓った。
甄嬛の家に使者が現れ
「甄嬛を常在に封じ莞の封号を賜る
安陵容を答応に封じる」
という陛下の勅令が読み上げられた。
そして礼儀作法を指導する芳若を引き合わせた。
華妃は、夏冬春が指導係に説教したことそんな夏冬春を諫めたのが甄嬛で、陛下が気に入り常在に封じられたことを知る。
華妃は、夏冬春の指導係に無理に教えることはないと伝えておくよう侍女に命じた。
雍正帝は、税収が年々減少し、各省の未納額が多いと怒り、銀子はどこへ行ったと側近に感情をぶつける。
華妃は、皇后が決めた甄嬛が住む宮を豪勢で養心殿からも近い承乾宮とする案に反発する。
甄嬛は、芳正から皇后の前に烏拉那拉氏を妻帯していたが難産で子供共々この世を去ったことそして死を悼んで夫人を純皇后にしたことを知る。
加えて今の皇后は、純元皇后の妹であると聞かされる。
華妃は、甄嬛を狭くて場所の遠い碎玉軒に住まわせるよう命じた。
そして夏冬春が皇后側の人間か見極めておくよう指示する。
甄嬛は、芳正の話から妃に子がいないことを知る。
皇后は、華妃が甄嬛の住まいが碎玉軒に変更されたことを聞き「気の毒に」と言った。
事前に皇后に相談するべきと不満を述べる侍女に
「華妃のぞんざいさが陛下はお好きなのよ」と返す。
宮中へ旅立つ甄嬛に争いに加わらないように、そして華妃に逆らってはだめと諭す母親。
甄嬛は、涙で家族と別れる。
~感想~
行きたくないのに宮中入りしなくてはいけない甄嬛と家族の、見ている側も泣いてしまいそうになる悲しい別れの流れと皇后より力があり、わがまま放題の華妃の宮中生活を並行して見ている感じで楽しめました。
華妃の髪を梳いていただけなのに八つ当たりされた福子は、どうなったの‥
井戸アップのみの残酷匂わせで終わらす方が怖いです。
住まいを替えられたり甄嬛は、会ってないにも関わらず華妃に警戒され目を付けられてしまいましたね。
華妃といえば雍正帝を寝床に誘うシーンがあったのですが、雍正帝があの感じなので生々しすぎました。
それにしてもドラマで描かれる皇帝は、わがままな小悪魔ちゃんタイプが好きですよね。
周りにかしずかれてばかりいると若くてかわいいor美人に振り回される感覚は新鮮なのかな。
これからあどけない甄嬛達があの皇帝と愛憎渦巻く後宮が待つ皇宮に入って行きます。
いよいよですね‥。