高陽公主は雉奴に媚娘が姿を消した時なぜ探さなかったか聞く。
雉奴は消えたのではなく李世民の命令で追放されたのだと明かす。
心中を図ったのではという噂に触れる高陽公主に絶対あり得ないと否定する雉奴。
そこへ長孫無忌がやって来たという知らせが。
高陽公主は掛けてある絵を隠すよう助言する。
高陽公主は長孫無忌の前でわざと転んで雉奴が絵を隠す時間を稼ぐ。
隠すのを急がせていたがその途中に長孫無忌がやって来た。
長孫無忌は李世民が朝議で雉奴に意見を求めてくるがそれは雉奴の能力を確かめる為の者だと教える。
そして雉奴には厳しさが必要だと助言する。
長孫無忌は長孫沖に雉奴に対し少し失望したと言った。
そして雉奴が寵愛する蕭淑妃が「蘭陵王」を踊れないことを長孫沖に確認する。
長孫無忌は媚娘を思い出したと漏らす。
徐慧は媚娘がいなくなって落ち着いて暮らせるようになった、これで媚娘との戦いが終わり文娘の死も無駄ではなかったと燭台に話しかける。
意識を取り戻した李世民は徐慧に留守の間の労をねぎらい、夜にまた戻って来るよう言った。
文娘が住んでいた住居の前で座り食事を摂る瑞安。
その後ろから媚娘は葉っぱを瑞安の目の前に落とす。
驚き喜ぶ瑞安。
瑞安の顔にあざが出来ているのを見つけ自分が不在の間に辛い目に遭っていたことを気遣う媚娘。
瑞安は宮外に出ていた間の話を信頼できる人にもしないよう言う。
そして徐慧が貴妃より残酷で横暴だと打ち明ける。
信じない媚娘に少し居眠りした者が命を落とした事で皆恐れていること、憑才人、陳美人が徐慧に疎まれ二人が同じ日に自害したことを知らされる。
信じられない表情の媚娘。
その夜李世民を訪れた徐慧はそこで媚娘と再会する。
媚娘の姿を見て驚き戸惑う徐慧。
媚娘は李世民を追い戦地へ行っていたと告げる。
実は李世民と一緒に帰ってきたことを知り泣く徐慧。
二人は泣きながら抱き合うのだが徐慧の顔は苦悶に満ちていた。
李世民は雉奴に少し厳しさが欠けると指摘する。
そこへ徐慧と媚娘が再会して二人とも感激して泣いていたと王徳から報告が入る。
媚娘が戻って来たと聞いて喜ぶ雉奴。
徐慧は錦楽宮に媚娘を案内する。
媚娘がいない寂しさを紛らわせようと菊の花をあちこちに置いて眺めていたと伝える。
冷製肉を持ってきた侍女にまだ温かいと叱責する徐慧。
徐慧はその名を聞き料理を作り直させた。
徐慧は自身の噂について自分には後ろ盾がなく誰も支えてくれなかったからで生き抜くためには仕方がなかったと涙ながらに語った。
そこへ李義府からの密書が届く。
~我的感想~
さすが長孫無忌、雉奴が隠しそびれた絵をしっかり目に留めていて媚娘を思い出したり、雉奴の本当の能力に気づきつつあります。
高陽公主の方が鋭く、わざと転んで時間を稼いだりするしっかり者でしたね。
何も知らない陛下がまた余計なサプライズを徐慧に仕掛け媚娘と再会させました。
陛下に会えると喜んで甘露殿へ向かったら二度と会うことはないと思っていた媚娘がいてしかも戦地で陛下と共に戦い、一緒に帰って来たと聞かされる地獄展開。
なんでまた戻って来たのという表情で泣く徐慧の演技が素晴らしかったです。
複雑な感情が伝わる泣き顔演技でした。
それから徐慧が選んだ服のことを気づいてくれたのは良かったものの、それを見て陛下が媚娘の話を持ち出したのは辛かったと思います。
陛下と久々に再会するのに何を着るか考える時間は、これを着たらどう反応してくれるかな、覚えてくれているかなとか楽しい気持ちで選んでいただろうにその衣装を通して陛下が思い出したのが媚娘が碁で大活躍したエピソードだったというのは‥、さすがにこの点だけは同情する気持ちになりました。
久し振りに癒しの瑞安が登場。
変わらぬ人の好さと気の弱さで安心しました。
しかも周りからバカにされても媚娘が不在の間ずっと部屋の掃除を続けていたり、文娘を想い続けていたり胸にグッと来るものがありました。
瑞安が徐慧の横暴ぶりを話しても全く信じない媚娘、徐慧の後ろ盾がなく仕方なかったという釈明を聞いて納得してそうな感じでしたね(何人も徐慧によって消されてるのに)。
媚娘が戻って来たことで今度こそと策を練ってくるであろう本気の徐慧が怖いのです。