雉奴の朝議での態度に魏王寄りだった大臣が中立になってしまい策を練る魏王と杜楚客。
魏王は厄介なのは雉奴ではなく媚娘だとし、徐慧を使い媚娘を追い詰めて行こうと考える。
李世民は媚娘の絵を眺めている。
そこへ李牧の名簿がなくなっていると報告が入る。
そして媚娘の絵を甘露殿に飾るよう指示した。
媚娘は夜伽に呼ばれるが甘露殿で李牧を見かける。
李世民は逆賊者の報告が1冊だけ足りないので名簿と照らし合わせ足りない者を調べるよう言いつける。
「李牧という名前が足りない」と答える媚娘。
李世民は自分を欺いたことがないか正直に答えるよう迫る。
李世民は、はっきり答えない媚娘を殴り
「出ていけ顔も見たくない」
と激怒する。
殴られ血が出ている媚娘を見て李世民を殺そうとする李牧を必死で止める媚娘。
そして二人が甘露殿で出会ったのは偶然ではない、長安から出て行くよう言う。
李牧は尊厳を奪われてもなお皇宮に残ろうとする媚娘を非難し自分は数日後に去ると告げる。
媚娘は李牧の報告書を燃やしていたがそこにある両親は大火により蔵で戦死という文に目が留まり再び李牧の元へ走っていく。
二人は皇宮を離れる約束をする。
媚娘は淑妃に相談すると話す。
媚娘は李牧の両親の死因が聞いていたものと違い蔵の中で焼死で役人が見殺しにした為だったと打ち明け、李世民を恨み媚娘を失ったら李世民を殺すのではないかと打ち明ける。
淑妃は媚娘が李牧と共に逃げるのは李世民の為なのだと媚娘の真意を理解し必ず皇宮から出すことを約束する。
そして皇太子の件について媚娘は雉奴に朝議の場で発言させたのは魚をおびき寄せる餌であり今のうちに噂を流し魏王を自滅させると打ち明ける。
莫氏を訪ねた徐慧は皇太子謀反の調書をすべて見せるよう頼む。
調書を呼んだ徐慧はすでに媚娘が自分を疑っていることに気づく。
韋源承は職を解かれ家財を没収され牢へ。
正気を失ったふりをしている蕭薔は瑞安の言葉から自分が一生子を産めぬ体になったこと一族が流刑になったことを知る。
気がふれたふりをして一人になり悲しむ蕭薔。
そこへ徐慧がやってきた。
蕭薔は徐慧の目的が貴妃を排除し自分を子を産めぬ体にすることだったと責めた。
徐慧は二人とも敗者で同じ敵に敗れたと話す。
蕭薔は倍にして仕返してやると告げる。
蕭薔は死んだ赤ちゃんの泣き声の幻聴に悩まされ庭園をさまよう。
蕭薔は亡くなった子の為、敵を討つことを誓う。
そしてその相手は媚娘と徐慧だった。
~我的感想~
陛下が媚娘と李牧の関係や想いの真意を探るべくあれこれ仕掛けてきてびっくり。
そして媚娘をきつく殴る流血DVという見たくないものまでやってしまい、これまでの陛下のプラス評価が暴落しました。
媚娘のことだけではなく家族を惨殺された怨みを持つ李牧から陛下を守る為、自分も共に逃げることを決意する媚娘ですが見切り発車で長く続かない気が‥。
二度と子供を望めない体になった上、一族が流刑になったことを知ってしまった蕭薔が気の毒になりました。
徐慧は自身の真の目的が蕭薔に露見して責められると批判の矛先が媚娘に向くよう仕向け蕭薔はまたまた徐慧の術中にはまり媚娘への怨みも募らせ復讐の対象者に加えます。
もう気のふれたふりなんてやってられないでしょうし、徐慧に仕返しをする気持ちはわかりますが媚娘は今回の件に関係ないので気の毒です。
絶望しかない蕭薔からすると私だけ不幸なのは嫌なので皆不幸にしてやるという感情なのかな。
ちょっとした誰かの幸せシーンでいいので欲しいと思うくらいの重い展開が続いてます(涙